地域研究論集 一覧
地域研究論集Vol. 1 No. 1 | |||
発行日 1997年8月29日 | |||
表紙・目次 | |||
創刊号 創刊にあたって |
松原正毅 | ||
特集:地域研究の海へ ─ その方法と可能性 |
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地域研究序論 | 松原正毅 | ||
地域研究の構図 名称にこだわって |
立本成文 | ||
<世界単位>の考え方 | 高谷好一 | 「知」としての社会科学、「愛」としての地域研究 | 五十嵐武士 |
論文: | |||
パレスチナ/イスラエル地域研究への序章 イスラエル政治社会における<他者>の表象の諸問題 |
臼杵陽 | ||
地域間比較研究から地域間交流をめざして 西アフリカのサバンナ帯への東北タイ農耕の応用 |
若月利之 | ||
砂漠に消えた「革命」 近代エジプトの遊牧民「革命」 |
加藤博 | ||
研究ノート | |||
ペルーにおける選挙制度の史的展開 一つの接近 |
村上勇介 | ||
活動報告 | 押川文子 |
地域研究論集Vol. 1 No. 2 | |||
発行日 1998年6月30日 | |||
表紙・目次 | |||
特集:人が大地に刻むもの ─ 地域生態史の試み |
吉田集而 | ||
地域生態史の視点 | 阿部健一 | ||
生態史研究へのアプローチ 中央アフリカ熱帯雨林の例から |
市川光雄 | ||
生態論理と地域研究 | 古川久雄 | ||
地域研究としての地域生態史 ニュージーランドの場合 |
吉田集而 | ||
ウズベキスタンにおけるバスマチ運動の見直しとその課題 | 帯谷知可 | ||
新生「タクフィール・ワ・ヒジュラ」の思想と行動 | 中田 考 | ||
国境を越えるアメリカの政党活動 | 大津留(北川)智恵子 | ||
極小島嶼の経済的自立 | 高橋康昌 | ||
地域研究・開発研究と近代国家論の「異床同夢」 南太平洋島嶼国家の群像をめぐって |
佐藤幸男 | ||
追悼 井上民二君 | 松原正毅 | ||
地域研究企画交流センター活動報告 |
地域研究論集Vol. 2 No.1 | |||
発行日 1999年3月10日 | |||
表紙・目次 | |||
特集:帝国日本の残像 ─ 地域研究と植民地学 |
臼杵 陽 | ||
「地域研究」というアリーナ 戦後沖縄研究をめぐって |
冨山一郎 | ||
地域研究と植民地人類学 | 中生勝美 | ||
北海道における植民地統治と地域史の欠落 アイヌ民族の視点と地域研究 |
上村英明 | ||
紛争とムスリム女性 MNLFと政府軍の武力対立に関する一考察 |
石井正子 | ||
カザフ民族史再考 歴史記述の問題によせて |
宇山智彦 | ||
1980年代のアンデス・ユートピア論に関する一考察 ペルー現代思想史の視点から見た評価 |
小倉英敬 | ||
ペルーにおける下層民と政治 1980年代以降の研究の特徴と今後の展開に向けての課題 |
村上勇介 | ||
地域研究企画交流センター活動報告 |
地域研究論集Vol. 2 No.2 | |||
発行日 1999年9月10日 | 表紙・目次 | ||
特集:開発援助と地域研究 ─ グローバリゼーションと地域の発展 |
大芝 亮 | ||
開発援助政策における普遍的アプローチと地域性 | 大芝 亮 | グローバリゼーションとポスト・コロニアル世界の位置 国際政治理論の脱構築 |
北村 治 |
国境をまたぐ開発協力と地域の安定 冷戦後インドシナにおける開発の現状と課題 |
大平 剛 | ||
NGOのグローバル・ネットワークと世界銀行 | 戸田陽一郎 | ||
ポピュラー・ヒンドゥーイズムにおける憑依カルトの位置づけ 西ネパールのマスト・カルトへの分析視角を求めて |
安野早己 | ||
文化変容と民族的アイデンティティの変遷 中国・青海省河南モンゴル族自治県の事例より |
シンジルト | ||
南沙諸島海域におけるサマの漁業活動 干魚と干ナマコの加工・流通をめぐって |
赤嶺 淳 | ||
「部分出産中絶禁止法案」(1995、1997)とアメリカのプロチョイス運動 | 緒方房子 | ||
地域研究企画交流センター活動報告 |
地域研究論集Vol. 3 No.1 | |||
発行日 2000年3月10日 | |||
表紙・目次 | |||
特集:世界を映す大英帝国 ─「英国議会資料」を読む |
川勝平太 | ||
「英国議会資料」の概観 | P.マサイアス | ||
「英国議会資料」と日本 | L.M.カレン | ||
「英国議会資料」に関する考察 | A.J.H.レイサム | ||
「英国議会資料」とタイ経済史研究 1850年代から第一次世界大戦まで |
宮田敏之 | ||
近代日本史研究と「英国議会資料」 明治維新史研究を中心に |
鵜飼政志 | ||
弁当からミックス・ランチへ 博物館とハワイ日系移民史の表象 |
矢口祐人 | ||
アメリカ合衆国におけるヘイトクライム法とその問題点 | 新 恵里 | ||
地球環境と水系 | 和田 英太郎 | ||
海洋交通と都市化に関連したデング/デング出血熱の伝播動態 | 川端 眞人 | ||
地域研究企画交流センター活動報告 |
地域研究論集Vol. 3 No.2 | |||
発行日 2000年12月25日 | |||
表紙・目次 | |||
特集:揺らぐジェンダー ─ 地域社会から考える |
押川文子 | ||
ポストコロニアル状況における宗教とジェンダーの語り | 川橋範子 | ||
差異の交差するところ 北タイ山地における民族間結婚 |
速水洋子 | ||
アタバの娘事件を読む 現代エジプト社会における性の象徴性 |
長沢栄治 | ||
インド英字女性雑誌を読む 90年代都市ミドル・クラスの女性言説 |
押川文子 | ||
テュルク英雄叙事詩の地域的特徴 『チョラ=バトゥル』の分類をもとに |
坂井弘紀 | ||
緊張する「周縁」 「北アイルランド問題」におけるナショナル・アイデンティティ |
尹 慧瑛 | ||
ペルーにおける「国民」理念の形成 1920年代のホセ・カルロス・マリアテギの場合 |
小倉英敬 | ||
地域研究企画交流センター活動報告 |
地域研究論集Vol. 4 No.1 | |||
発行日 2002年3月28日 | |||
表紙・目次 | |||
特集:つくられる地域、こわされる地域 ─ 歴史の実体と認識の枠組み |
古田元夫 | ||
南アジア:地域ネットワークのゆくえ | 水島 司 | ||
外交と地域 東アジア外交史からの「地域」像 |
川島 真 | ||
ベトナムと東南アジア | 古田元夫 | ||
歴史認識の枠組としてのアフリカ地域 世界史との接点を探る |
富永智津子 | ||
「辺境」の抵抗 ソロモン諸島ガダルカナル島における「民族紛争」が意味するもの |
関根久雄 | ||
カストムにおける所有的側面 ヴァヌアツ・トンゴア島民の事例を中心に |
白川千尋 | ||
1990年代ペルーの政治過程分析に向けた予備的考察 第1期目のフジモリ政治を見る二つの視角 |
村上勇介 | ||
グローバリゼーションと小零細企業 ペルーの事例に関する予備的考察 |
佐野 誠 | ||
地球研究の視点1 人類連合の模索にむけて 大規模テロとアフガン戦争 |
松原正毅 | ||
地域研究企画交流センター活動報告 |
地域研究論集Vol. 5 No.1 | |||
発行日 2003年2月28日 | |||
表紙・目次 | |||
特集「9・11」以降、世界は変わったのか ─ 地域研究の視点から 編集にあたって |
臼杵 陽 | ||
座談会 「新たな秩序」を地域の側からとらえなおす 李 鍾元、油井大三郎、酒井啓子、高原明生、内藤正典、臼杵 陽(司会) |
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①インドネシア ツインタワー、アメリカ、そしてイスラーム ─ インドネシアからの問いかけ |
セノ・グミラ・アジダルマ | ||
②タジキスタン 9・11事件から一年 ─ タジキスタンの対応 |
サオダト・オリモヴァ、ムザッファル・オリモフ | ||
③イラン 迷走のイラン内政と対米関係 ─ 9.11事件と「テロ」問題の波及 |
吉村慎太郎 | ||
④北東アフリカ 9・11事件とアフリカ ─ ソマリアとスーダン |
栗本英世 | ||
⑤イギリス 「特別な関係」? ─ 9・11以降の英米関係とその歴史的背景 |
木畑洋一 | ||
⑥フランス 自閉に向かうヨーロッパ? ─ 新しいナショナリズムの台頭 |
畑山敏夫 | ||
⑦ドイツ 9・11とドイツ |
高橋 進 | ||
⑧ロシア テロと向き合うロシア ─ 問われるそのアイデンティティ |
中村 裕 | ||
⑨アメリカ 「9・11」一周年のアメリカの不安 |
森 孝一 | ||
形成期のオリア・アイデンティティ ─ 1867年から1870年のオリア語論争について |
杉本 浄 | ||
宝石のくにの出現 ─ パイリン興隆史 |
北川香子 | ||
地域研究企画交流センター活動報告 |
地域研究論集Vol. 5 No.2 | |||
発行日 2003年3月31日 | |||
表紙・目次 | |||
特集 グローバル化とアジア社会の変容 ─ 東南アジア地域研究の視点から 編集にあたって |
吉原直樹 | ||
座談会 グローバル化とアジア像の再審 臼杵 陽、熊谷圭知、倉沢愛子、後藤乾一、濱下武志、吉原直樹(司会) |
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プライメイト・シティからアジア・メガシティへ ─ アジア像の再審のために |
吉原直樹 | ||
インドネシアにおけるイスラーム主義とモダニティの交錯 | 見市 健 | ||
熱帯のメトロポリス クアラルンプル断章 ─ スクォッター都市から世界都市へ? |
藤巻正己 | ||
変容する路地裏空間とインフォーマルセクターの地層 ─ ジャカルタのカンプンにおけるプガダン・クリリンについて |
ラファエラ・D・ドウィアント | ||
パプアニューギニア:空間の仕切り直しとローカリティの揺らぎ ─ 辺境の「旅」とフィールドワーカーの位置性をめぐって |
熊谷圭知 | ||
小特集 イスラエルのパレスチナ人 ─ アラブ・マイノリティへの暴力の構造 編集にあたって |
臼杵 陽 | ||
ユダヤ人国家とマイノリティ ─ 独立宣言と基本法の視角から |
臼杵 陽 | ||
シャロン政権下におけるパレスチナ人マイノリティ | アフマド・H・サァディー | ||
出口のない環の中で ─ アル・アクサ・インティファーダの余波とイスラエル・アラブ社会 |
菅瀬晶子 | ||
小特集 緊迫する朝鮮半島情勢の基層を探る ─ 北朝鮮の経済衰退と韓国の政治変化 編集にあたって |
臼杵 陽 | ||
北朝鮮における経済政策の変遷と今後の展望 ─ 1980年代以降を中心に |
趙明哲 | ||
インターネットと韓国大統領選挙 ─ 言論権力VSインターネット権力を中心に |
玄武岩 | ||
国籍の再検討 ─ ソ連邦崩壊後のエストニアを事例として |
小森宏美 | ||
「両刃の剣」としての地域研究 ─ 編集後記に代えて |
臼杵 陽 |
地域研究論集Vol. 6 No.1 | |||
発行日 2004年4月30日 | |||
表紙・目次 | |||
『地域研究』リニューアルにあたって 地域から世界を考える市民の知をめざして |
押川文子 | ||
特集1 試される民主主義 ─ イラク戦争後の中東 編集にあたって |
臼杵 陽 | ||
戦後イラクにおける社会のイスラーム化とイスラームの政治化 | 酒井啓子 | ||
バアス主義における「自由」と「民主主義」 | 青山弘之 | ||
軍国民主主義 ─ 戦時下の中東地域における民主化 |
アフマド・アブドゥッラー | ||
深まる占領の傷 ─ イラク・バグダードからのレポート |
土井敏邦 | ||
外からの「民主化」の挫折 ─ パレスチナ自治政府におけるアッバース内閣の崩壊の意味 |
臼杵 陽 | ||
ネオ・コン・シオニズム ─ ブッシュ政権を動かす思想 |
クロダ・ヤスマサ | ||
試される「デモクラシー」 ─ イラン・イスラーム共和国とブッシュ政権 |
松永泰行 | ||
スーダンにおける民主主義の伝統と将来の展望 | 栗田禎子 | ||
リーディング・ガイド | 臼杵 陽 | ||
リーディング・ガイド | 長沢栄治 | ||
リーディング・ガイド | 黒木英充 | ||
特集2 アフリカ女子割礼 編集にあたって |
富永智津子 | ||
「女子割礼」をめぐる研究動向 ─ 英語文献と日本語文献を中心に |
富永智津子 | FGMの起源と文化 ─ 女性の健康とジェンダー・セクシュアリティの視点から |
若杉なおみ |
国家と伝統のはざまで ─ エチオピア西南部クシ係農牧民ホールにおける女子「割礼」 |
宮脇幸生 | ||
〈「女子割礼」/FGM 〉問題の歴史的考察のために ─ 南部アフリカの女子イニシエーションをめぐる最近の研究から |
永原陽子 | ||
「帰郷」の中のディアスポラ ─ ウクライナにおけるユダヤ人巡礼と競われる二つの聖地 ─ |
赤尾光春 | ||
穀倉地域とプランテーションの港 ─ 仏領期カンボジアにおける地方都市コムポン・チャームの発展 |
北川香子 |
地域研究論集Vol. 6 No.2 | |||
発行日 2004年11月30日 | |||
表紙・目次 | |||
特集1 パスポートをめぐる力学 ──国籍・市民権・移動 特集にあたって |
押川文子 | ||
座談会 パスポートをめぐる力学 飯笹佐代子、臼杵 陽、梶田孝道、加藤普章、趙慶喜、陳天璽、押川文子(司会) |
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市民権の重層化と帰化行政 | 近藤 敦 | ||
包摂と排除の政治力学 ──オランダにおける市民権/国籍の過去・現在・未来 |
吉田 信 | ||
南アジアにおける難民と国籍 | 佐藤 宏 | ||
便宜的な国籍 ──フジモリの日本国籍問題に寄せて |
村上勇介 | ||
特集2 周辺から見る「EU」 ──二〇〇四年EU拡大をめぐって 編集にあたって ──ヨーロッパ連合(EU)の東方拡大 |
小森宏美 | ||
チェコの政党政治と欧州懐疑主義 | 林 忠行 | ||
EU加盟という「選択」 ──エストニアとラトヴィアを事例として |
小森宏美 | ||
待たされるトルコ | 八谷まち子 |
地域研究論集Vol. 7 No.1 | |||
発行日 2004年6月30日 | |||
表紙・目次 | |||
特集1 方法としての地域研究 特集にあたって |
押川文子 | ||
座談会 研究室からフィールドへ──生活の場で考える。 石田紀郎、原田正純、平松幸三、阿部健一(司会) |
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紛争地域の復興・開発支援 ──地域研究から実践を考える |
石井正子 | ||
地域にとって地域研究者とは何か ──マレーシア・サバ州のバジャウ人研究に見る当事者性と外来者性 |
山本博之 | ||
日米における中東イスラーム地域研究の「危機」 ──九・一一事件後の新たな潮流 |
臼杵 陽 | ||
リーディング・ガイド | 大塚和夫 | ||
リーディング・ガイド | 斎藤 修 | ||
リーディング・ガイド | 原洋之介 | ||
リーディング・ガイド | 山田 勇 | ||
特集2 地域研究資料の新地平 編集にあたって |
帯谷知可 | ||
地域研究をめぐる史資料状況 ──現状と課題 |
藤井 毅 | ||
英国議会資料(センサス)映像化をめぐる諸問題 | 安元 稔、山本千映 | ||
中央アジア地域研究希少資料デジタル化の試み | 帯谷知可 | ||
個別論文 ペルーの選挙運動 ──二〇〇〇年選挙におけるある国会議員候補の事例 |
村上勇介 |
地域研究論集Vol. 7 No.2 | |||
発行日 2006年2月15日 | |||
表紙・目次 | |||
特集1 グローバル化する近代医療 特集にあたって |
池田光穂、奥野克巳 | ||
座談会 開発途上国における帝国医療の光と影 池田光穂、奥野克巳、中村安秀、門司和彦、脇村孝平、阿部健一(司会) |
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疫病のグローバル・ヒストリー ──疫病史と交易史の接点 |
脇村孝平 | ||
帝国医療とネイティブ女性 ──バースコントロールにみる身体の管理と救済の言説 |
松尾瑞穂 | ||
現地人看護師という媒介 ──コモロ諸島における帝国医療の教育と実践 |
花渕馨也 | ||
セリーヌの熱帯医学、あるいは還流する近代 | 美馬達哉 | ||
近代医療を待ちながら ──サラワクの辺境から眺める |
奥野克巳 | ||
WTOの貿易関連知的所有権(TRIPS)協定とインド医薬品産業 | 上池あつ子、佐藤隆広 | ||
グローバルポリティクス時代におけるボランティア ──<メタ帝国医療>としての保健医療協力 |
池田光穂 | ||
特集2 「コロニアル・アフリカ」と「帝国の遺産」の再考 二〇世紀世界史の省察 特集にあたって |
井野瀬久美惠、北川勝彦 | ||
アフリカにおけるコロニアリズム ──その歴史研究の変遷 |
ポール・ティヤンベ・ゼレザ | ||
帝国の遺産 ──イギリスに対する帝国の余波 |
アンドリュー・トムスン | ||
「他者」への想像力 ──大日本帝国の遺産相続人として |
成田龍一 | ||
特集3 脱北者問題の実態と研究 特集にあたって ──脱出者問題の動向と研究の必要性 |
李愛俐娥 | ||
脱北者発生の背景と今後の展望 | 李琴順 | ||
中国東北地方における脱北女性への人道支援に向けて | 白永玉 | ||
個別論文 カタルーニャにおける地域行政の構築をめぐる諸問題 ──広域基礎行政の編成をめぐる二つのモデルの相克 |
竹中克行 |