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2013/09/29 合同ワークショップ「地域情報学と境界研究が出会うとき ― 国境問題・宗教・環境」

主催:京都大学地域研究統合情報センター
    北海道大学スラブ研究センター
共催:北海道大学グローバルCOEプログラム「境界研究の拠点形成」

日時:2013年9月29日(日) 13時~18時30分
会場:京都大学稲盛財団記念館3階大会議室

【趣旨】
このワークショップでは、京都大学地域研究統合情報センターが有する地域情報学、そして北海道大学スラブ研究センター(グローバルCOEプログラム「境界研究の拠点形成」)が有する境界研究という相互の持ち味を生かしつつ、人の移動や環境問題といった地域横断的な課題に取り組みたいと考えています。また、最近では、領土問題が注目される機会が増えて参りましたが、この企画ではまず第一に、境界研究の第一人者である岩下明裕氏(北海道大学スラブ研究センター、近著に『北方領土・竹島・尖閣、これが解決策』朝日新書)に講演をお願いし、領土問題の現状について語っていただく予定です。その後、越境的な諸課題についてより深く理解するために、巡礼と環境というキーワードを基にパネルを設定し、内外の研究者による議論を行いたいと考えております。

【プログラム】
13:00-14:00
特別講演 岩下明裕(北海道大学スラブ研究センター)
   「境界研究の最前線:北方領土・尖閣・竹島」

14:10-16:10 第1パネル・巡礼
長縄宣博(北海道大学スラブ研究センター)
   「メッカ巡礼とローカルな政治:タタルスタンとダゲスタンの事例から」
佐々木直美(法政大学国際文化学部)
   「移民たちの巡礼:ペルー人を事例に」
小島敬裕(京都大学地域研究統合情報センター)
   「中国・ミャンマー国境地域における仏教徒の移動と地域社会 」
司会:福田宏(京都大学地域研究統合情報センター)
コメンテータ:赤尾光春(大阪大学大学院文学研究科)

16:30-18:30 第2パネル・環境
平山陽洋(北海道大学スラブ研究センター)
   「ベトナムの市場経済化における森林管理制度」
花松泰倫(北海道大学スラブ研究センター)
   「アムール川・オホーツク海の陸海統合管理の試み」
星川圭介(京都大学地域研究統合情報センター)
   「ベトナム・カンボジア:国境地域の水問題」
司会:柳澤雅之(京都大学地域研究統合情報センター)
コメンテータ:甲山治(京都大学東南アジア研究所)