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2014/02/03 ドキュメンタリー映画「空色の故郷」上映会のご案内

ドキュメンタリー映画「空色の故郷」上映会のご案内

上映作品: 「空色の故郷」
        キム・ソヨン監督、2000年制作、93分、韓国語・ロシア語、日本語字幕付き
日時: 2014年2月3日(月)15:00-17:30
場所: 京都大学稲盛財団記念館大会議室(3階)
     アクセス:アクセスマップ

上映作品について: スターリン時代のソ連で対日スパイの懸念ありとの理由から沿海州から中央アジアへ強制移住させられた約20万人の朝鮮人(高麗人)。その中に、9歳の少年シン・スンナム(ロシア名ニコライ・シン)がいた。やがてウズベキスタンの美術学校を卒業し、画家となった彼はこの強制移住の悲劇と高麗人のその後の過酷な運命をキャンバスにぶつけずにはいられなかった。ソ連解体まで生き抜いた強制移住経験者のいくつもの証言を交えながら、後にアジアのピカソと呼ばれるようになる巨匠の圧倒的な力を持つ傑作「レクイエム」と、静かな、しかし限りなく深い画伯の想いに迫るドキュメンタリー映画。
2000年プサン国際映画祭ウンパ賞、ソウル国際ドキュメンタリー映画祭大賞。2001年山形国際ドキュメンタリー映画祭スペシャルメンション賞、アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭公式上映、ニューヨーク・アジア・アメリカ国際映画祭(AAIFF)公式上映、フランス国際オーディオ・ヴィジュアル映画祭公式上映。2002年台湾国際ドキュメンタリー映画祭NETPAC賞受賞。

キム・ソヨン監督プロフィール: 1968年ソウル生まれ。1992年韓国外国語大学卒(フランス文学専攻)。ドキュメンタリー映画「Tail of City」助監督、フィクション映画「The Nail」スクリプター、劇映画「Coup d’Etat(クーデター)」助監督を務めるなど、韓国映画界で経験を積み、1997年から4年の歳月をかけて制作した「空色の故郷」で監督デビュー。映像の持つ可能性を学術的にも探求するため文化人類学を学び、2012年神戸大学大学院国際文化研究科文化人類学コース修士課程修了。

映画上映の後、キム・ソヨン監督の講演と会場の方々との交流も予定しています。入場無料、事前登録不要です。たくさんの方々のご来場をお待ちしております。

主催:科研費・基盤研究(B)「中央アジアのイスラーム・ジェンダー・家族:『近代化』再考のための視座の構築」(研究代表者帯谷知可)
共催:京都大学地域研究統合情報センター

*この上映会に関するお問い合わせは、obiya[AT]cias.kyoto-u.ac.jp まで。([AT]を@にかえてください。)