●第21回東京国際ブックフェア テーマ国(マレーシア)イベント
日本・マレーシア合同セミナー
遺産から展望へ~出版物の翻字復刻、電子アーカイブ化と出版・教育・研究への展開~
2014年7月2日~7月5日に東京ビッグサイトで第21回東京国際ブックフェアが開催されます。今年のテーマ国はマレーシアです。これにあわせて下記のセミナーを開催します。ふるってご参加ください。
日時:2014年7月3日 (木) 午前10時30分~12時30分
会場:東京ビッグサイト会議棟 103 & 104
※事前登録不要、参加費無料、日本語通訳あり
マレーシア(1957年独立)の建国期にジャウィ(アラビア文字)を用いて書かれていた現地語出版物をローマ字に翻字して紙版・電子版で再刊行するとともに、誌面を電子アーカイブ化してインターネット上で利用可能にし、出版・教育・研究に役立てる取り組みが日本とマレーシアの関係機関の協力により進められています。
雑誌はそれぞれの社会が歩んできた時代を映す文化遺産です。誌面に託された思索の蓄積をデジタル技術等により現代に甦らせ、教育・研究に役立てる新しいビジネス・モデルとしても期待されています。
電子アーカイブ化担当の京都大学、マレーシアでの出版・教育を担当するブック・シティ(現地名:コタブク)ならびにクラシカ・メディアより、それぞれの取り組みと協力・連携の経験を紹介します。
プログラム:
10:00 開場
10:30 開会 司会:ラムジ・モハマド・キール(ブック・シティ・コーポレーション)
10:40 開会挨拶 原正一郎(京都大学地域研究統合情報センター教授・センター長)
10:50 開会挨拶 サイド・ムナワル(ブック・シティ・コーポレーションCEO)
11:00 講演1「マレー語月刊誌『カラム』デジタル・アーカイブの意義と展望」
山本博之(京都大学地域研究統合情報センター准教授)
講演2「イスラムを根づかせ広める:ジャウィ文書のデジタル化とローマ字翻字」
ムハマド・シュクリ(クラシカ・メディア-アカデミー・ジャウィ・マレーシア代表)
12:00 質疑応答
12:15 閉会式
12:30 閉会
通訳:光成歩(京都大学地域研究統合情報センター共同研究員)
主催:京都大学地域研究統合情報センター、ブック・シティ・コーポレーション(コタブク)、クラシカ・メディア-アカデミー・ジャウィ・マレーシア
協力:株式会社 穂高書店
「ジャウィ文献と社会」研究会、日本マレーシア学会(JAMS)