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2014/12/14 国際シンポジウム「『教育立国』を目指すマレーシア―ムスリム・コミュニティにおける女性・英語・大学」

日時 2014年12月14日(日) 午前9時20分~12時30分
場所 東京大学本郷キャンパス山上会館会議室201、202

パキスタンで女性が教育を受ける権利を訴えたマララ・ユスフザイさんのノーベル平和賞受賞は、教育を受けたいと願う世界のムスリム女性の希望を象徴するものでした。それと同時に、エジプト、トルコ、インドネシア、そしてマレーシアなどのように、ムスリム女性が高等教育を受けて社会で活躍する国が世界に多くあることも事実です。このシンポジウムでは、マレーシア研究の第一人者であるとともに日本におけるマレーシア研究の発展に貢献してきたシャムスル・アムリ・バハルッディン名誉教授、そして文化ナショナリズムの社会学的研究を専門とし、マレーシアの高等教育における英語化を論じた著書『英語化するアジア――トランスナショナルな高等教育モデルとその波及』(名古屋大学出版会、2014年)を上梓した吉野耕作上智大学教授の基調講演を受けて、「教育立国」をめざすマレーシアの大学の博士課程で学ぶマレー人ムスリム女性による最新の研究成果をもとに、多宗教・多民族社会におけるムスリムの社会移動について考えたいと思います。
この国際シンポジウムはすべて英語で行い、通訳はありません。事前登録は不要、入場は無料です。
主催:日本マレーシア学会
共催:京都大学地域研究統合情報センター共同研究「脱植民地化期の東南アジア・ムスリムの自画像と他者像」(代表:坪井祐司)

9:00 Registration
9:20 Opening address

9:30-10:30 Invited lectures
Lecture 1
 The Invention of Transnational Higher Education in Malaysia: A Perspective on Englishizing Asia
 YOSHINO Kosaku (Sophia University)
Lecture 2
 Promoting Malaysian Studies across the Globe: Past, Present and Future
 Shamsul Amri Baharuddin (UKM) & Anis Yusal Yusoff (UKM)

10:40 Presentation and Discussion
Paper 1
 The Study of Muslim Intention to Become Muslimpreneur
 Salmah Sathiman (USIM), Kalsom Ab. Wahab (USIM), Asmaddy Harris (USIM) & Nordin Abd. Rahman (UPM)
Paper 2
 Law Origin and Efficiency in Islamic Banking Institutions: An Explanation
 Wan Hakimah Wan Ibrahim (Unisza) and Abdul Ghafar Ismail (Islamic Development Bank)
Paper 3
 The Originality of Loan (Qard) and Its Implication for the Loan Theory
 Wan Nor Aisyah Wan Yussof (UKM) and Abdul Ghafar Ismail (Islamic Development Bank), Shofian Ahmad (UKM) & Sanep Ahmad (UKM)
Paper 4
 MH370 Press Conferences: Interaction and Territorial Power Relation
 Sharifah Nadia Syed Nasharudin (UKM), Asniah Alias (UKM) & Marlina Maros (UKM)
Paper 5
 Debates over the Marital Reform in Muslim Society: A Case of Singapore in Decolonizing Period
 MITSUNARI Ayumi (The University of Tokyo)

12:20 Closing remarks
 TOMIZAWA Hisao (President of JAMS/ Shizuoka Prefectural University)