CIAS共同研究「アフリカにおける地域植生と植物利用の持続可能性」シンポジウム
【テーマ】 現代アフリカにおける植物利用と地域植生の持続可能性
【開催日】 2015年2月14日(土)13:00~18:10
【場 所】 京都大学 稲盛財団記念館 3階 中会議室
【趣 旨】 政治経済のグローバル化や社会の流動化が進む現代のアフリカ社会において、地域の植生や植物などの自然資源は、自家消費を中心とした過去の利用形態とは形を変えつつあるが、今日でも多くの人々の生活基盤となっている。グローバルな変動のなかで、人々の植物利用は画一化する方向に向かうのではなく、ローカルな固有性に根差した動きが多様化する傾向が見いだされる。
本シンポジウムでは、現代のアフリカ社会における植物利用の意味や地域植生の変化について報告し、グローバルな持続可能性を見据えた地域植生の管理のあり方について議論する。
【プログラム】
13:00~13:10 「趣旨説明」
藤岡悠一郎(近畿大学・研究員)
13:10~13:40 「ナミビア及び南部アフリカのモパネ植生の動態と持続性」
手代木功基(総合地球環境学研究所・研究員)
13:40~14:10 「ナミビア農村における農地林の持続可能性」
藤岡悠一郎
14:10~14:40 「セネガル共和国サルーム・デルタにおけるマングローブ植生と人間活動」
片桐昂史(京都大学・院)
14:40~14:50 休 憩
14:50~15:20 「コーヒーノキが自生する森の利用と植生の持続可能性」
伊藤義将(京都大学・助教)
15:20~15:50 「タンザニア農村における耕地拡大の進行と牧草利用の持続可能性」
山本佳奈(京都大学・特定助教)
15:50~16:20 「焼畑の持続可能性の再検討―タンザニア南部の山村における竹林焼畑の事例から」
原子壮太(京都大学・研究員)
16:20~16:50 「農地が創り出す生物多様性-カメルーン東南部におけるカカオ栽培の事例」
四方 篝(東京大学・特任研究員)
16:50~17:20 「野生木本植物樹液採集の持続可能性―カメルーン東南部における植民地期の野生ゴム樹液採集と岩手県
浄法寺地区における現代の漆樹液採集を事例に」
大石高典(総合地球環境学研究所・研究員)
17:20~17:30 休憩
17:30~18:10 総合討論
コメント 柳澤雅之 (京都大学・准教授)