双方向の研究活動を繋ぐ――地域情報学プロジェクト「大陸部東南アジア上座仏教徒における実践の時空間マッピング」の新たな展開――
3月31日(日)午前9時から午後1時まで、タイ国のマハーチュラーロンコーン・ラーチャウィタヤライ大学(Mahachulalongkornrajavidyalaya University[MCU])仏教研究所Buddhist Research Institute所長のマハースティット・アーパカロー師(Dr. Phramaha Suthit Aphakaro)以下4名の僧侶、および同所長補佐2名(計6名)が地域研究統合情報センター(以下、地域研)を訪れました。マハースティット師は、先に地域研とチュラーロンコーン大学社会調査研究所(Chulalongkorn University Social Research Institute[CUSRI])共催でCUSRIにて開催した国際ワークショップMapping Practices among Theravadins of Southeast Asia in Time and Space(2013年2月26~28日=報告についてはhttp://www.cias.kyoto-u.ac.jp/event/?p=1246を参照)にコメンテータとして参加され、地域情報学プロジェクトのひとつである「大陸部東南アジア上座仏教徒における実践の時空間マッピング」に強い関心を示し、5月21日にMCUが主催する第5回国際仏教徒会議へでの講演を依頼されていました。今回の訪問は、同会議への正式な招聘をかねた意見交換の機会で、林センター長、柴山特任教授、星川助教らと百周年時計台記念館を観覧ののち、正午前の食事の応接では、地域研の小島研究員、東南アジア研究所の小林准教授ら国際ワークショップ参加者と歓談されました。開花した桜が醸す和やかな雰囲気のもと、今後の双方向的かつ継続的な研究協力の展望と計画について、活発な意見交換がなされました。
(文責:林 行夫・柴山 守)
百周年時計台記念館を観覧 | 意見交換会での集合写真 | 桜の下で記念撮影 |