地域研究統合情報センターは、インドネシアの国立シアクアラ大学津波防災研究センター(TDMRC)と研究交流および協力の基本協定を締結しました。地域研究統合情報センターから林行夫センター長、原正一郎副センター長、西芳実准教授、柳澤雅之准教授、山本博之准教授、星川圭介助教がインドネシアのアチェ州バンダアチェ市を訪問し、協定文書に調印しました。この協定の締結により、日本とインドネシアにおける地域情報学分野の研究者の協力を拡充し、人的交流と情報の共有手段を提供し、若手研究者の招へいと派遣についても努力していくことが合意されました。
アチェ州は、2004年12月のインド洋津波により死者・行方不明者16万5000人の被害を受け、現在も復興の途上にあります。地域にねざした復興を進め、その経験を世界のほかの地域に意味のある形で伝えるためには、地域研究と地域情報学の方法が求められています。
調印式の後、研究協力協定締結記念ラウンド・テーブルを開催し、ムハマド・ディルハムシャTDMRCセンター長、リダTDMRC副センター長らと研究協力について意見交換を行い、相互理解を深めました。
協定に調印した林行夫地域研究統合情報センター長とムハマド・ディルハムシャ津波防災研究センター長 | |
ラウンド・テーブルに参加した京都大学地域研究統合情報センターとシアクアラ大学津波防災研究センターの教員一同 |