京都大学地域研究統合情報センターは、2015年1月、科学技術振興機構の日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)により、インドネシアのシアクアラ大学から、防災研究を志す大学院生4人、若手研究員1人、教員1人の計6人を招聘します。
シアクアラ大学があるアチェ州は、2004年スマトラ島沖地震・津波で17万3000人が犠牲となりました。2014年12月26日で被災から10年目を迎え、被災と復興の経験の継承という課題に直面しています。
交流事業では、被災から20年目を迎える神戸を訪問するほか、情報技術を活用したデジタルアーカイブの作成、スマホ・アプリを用いた防災教育・災害ツーリズムの実地研修などを行います。
招聘にさきだち、シアクアラ大学大学院防災学専攻の大学院生を対象に防災エッセイ・コンテストを実施し、バンダアチェ市の洪水災害、バンダアチェ市の経済復興、ハザード・マップによる防災教育、津波避難シミュレーションをテーマにした大学院生が招聘学生として選抜されました。
また、2014年11月17日には本センターの西芳実准教授がシアクアラ大学で事前研修会を行いました。
6人の来日は2015年1月12日から19日までの予定です。
「災害対応の地域研究」プロジェクト