CIAS叢書サブシリーズ「災害対応の地域研究」の第3巻として、『国際協力と防災―つくる・よりそう・きたえる』(牧紀男・山本博之編、京都大学学術出版会、2015年3月、280頁)が刊行されました。
CIAS叢書サブシリーズ「災害対応の地域研究」
出版社のHP
「災害対応の地域研究」プロジェクト
【目次】
はじめに アジアと災害・防災(牧紀男)
第一部 地域の抵抗力をつくる
第1章 水害は不平等に社会を襲う―2011年タイ大洪水(星川圭介)
第2章 自然災害のリスクとともに生きる―2013年フィリピン台風災害とサマール島(細田尚美)
コラム1 サマール島のセイフティネット、「ブオタン」な人の連鎖(細田尚美)
第二部 回復力によりそう
第3章 紛争とその後の復興が教えること―1970~93年カンボジア紛争(小林知)
第4章 「小さな物語」をつなぐ方法―1975~2002年東ティモール紛争(亀山恵理子)
コラム2 災害の記憶―津波遺構に託される生存者の思い(西芳実)
第三部 支援力をきたえる
第5章 研究所の成長と共に歩む―インドネシアとの防災協力(小林英之)
第6章 災害でも止まらない社会へ―コミュニティ・企業・アジア(小野高宏)
コラム3 大規模災害時の遺体の管理―救援者が知っておきたい知識(高田洋介)
おわりに アジアの防災モデル確立に向けて(山本博之)