CIAS叢書サブシリーズ「相関地域研究」の第2巻として、『融解と再創造の世界秩序』(村上勇介・帯谷知可編著、青弓社、2016年3月)が刊行されました。
CIA叢書サブシリーズ「相関地域研究」は、京都大学地域研究統合情報センターの相関地域研究プロジェクトの成果を踏まえて刊行されます。
シリーズ既刊についてはこちらを参照
出版社の紹介ページ
〈目次〉
プロローグ 覇権大国不在の無秩序な世紀の到来(村上勇介/帯谷知可)
第1部 国家の動態、地域の変容
第1章 ボーダースタディーズからみた世界と秩序――混迷する社会の可視化を求めて(岩下明裕)
第2章 中東の地域秩序の変動――「アラブの春」、シリア「内戦」、そして「イスラーム国」へ(末近浩太)
第3章 動揺するヨーロッパ――中東欧諸国はどこに活路を求めるのか?(仙石 学)
第4章 ラテンアメリカでの地域秩序変動(村上勇介)
第2部 越境のダイナミズム
第5章 「非・国民」――新たな選択肢、あるいはラトヴィアの特殊性について(小森宏美)
第6章 ロック音楽と市民社会、テレビドラマと民主化――社会主義時代のチェコスロバキア(福田 宏)
第7章 社会主義的近代とイスラームが交わるところ――ウズベキスタンのイスラーム・ベール問題からの眺め(帯谷知可)
第8章 資本主義の未来――イスラーム金融からの問いかけ(長岡慎介)
エピローグ 地域から世界を考え、世界から地域を考える――相関地域研究の試み(帯谷知可/村上勇介)