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2016/03/31 情報とフィールド科学4『被災地に寄り添う社会調査』(京都大学学術出版会)が刊行されました


CIASブックレットシリーズ「情報とフィールド科学」の第4巻として、『被災地に寄り添う社会調査』(西芳実著、京都大学学術出版会、2016年3月)が刊行されました。

CIAブックレットシリーズ「情報とフィールド科学」は、京都大学地域研究統合情報センターの地域情報学プロジェクトの成果を踏まえて刊行されます。

シリーズ既刊についてはこちらを参照
出版社の紹介ページ
地域情報学プロジェクト





〈目次〉

災害に対して何ができるか? 現場に入る前の技法を知る

第1章 新聞と統計を読む――時間と空間で捉える
 新聞情報を集める
 オンタイムの情報を捉える①――新聞記事
 オンタイムの情報を捉える②――統計
 直接の現場から離れて得られる「行動知」

第2章 津波遺構を観察する――人々がどう使っているかをみる
 被災地を訪れてみる
 津波遺構に託されたメッセージを探る
 自分なりの関心を向ける

第3章 関係者の話を聞く――使えるツールを探す
 物語を集める――タイプライター・プロジェクト
 写真を撮る――メモリーハンティング
 使えるツールを探す

第4章 思い入れを読み解く――違和感のもとを調べる
 被災地の歴史と社会を知る
 被災地の土産物屋
 思い入れを読み解く

結び
 専門性を磨く――文化・社会を支える「行動知」を