CIASブックレットシリーズ「情報とフィールド科学」の第4巻として、『被災地に寄り添う社会調査』(西芳実著、京都大学学術出版会、2016年3月)が刊行されました。
CIAブックレットシリーズ「情報とフィールド科学」は、京都大学地域研究統合情報センターの地域情報学プロジェクトの成果を踏まえて刊行されます。
シリーズ既刊についてはこちらを参照
出版社の紹介ページ
地域情報学プロジェクト
〈目次〉
災害に対して何ができるか? 現場に入る前の技法を知る
第1章 新聞と統計を読む――時間と空間で捉える
新聞情報を集める
オンタイムの情報を捉える①――新聞記事
オンタイムの情報を捉える②――統計
直接の現場から離れて得られる「行動知」
第2章 津波遺構を観察する――人々がどう使っているかをみる
被災地を訪れてみる
津波遺構に託されたメッセージを探る
自分なりの関心を向ける
第3章 関係者の話を聞く――使えるツールを探す
物語を集める――タイプライター・プロジェクト
写真を撮る――メモリーハンティング
使えるツールを探す
第4章 思い入れを読み解く――違和感のもとを調べる
被災地の歴史と社会を知る
被災地の土産物屋
思い入れを読み解く
結び
専門性を磨く――文化・社会を支える「行動知」を