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英国議会資料関連データベース

英国議会資料図版データベース

 「人間文化研究資源共有化推進事業に伴うデータベース高次化」経費を利用し、「京セラ文庫『英国議会資料』」の1801年~1838年に至る資料中の地図類(約1900件)をデータベース化した。平成19年度に公開。

 データベースの構築に当たっては、以下の作業を行った。
1)原本調査:地図類の所在確認及びその他イラスト、写真の所在確認および地図類に関する解説文の確認。
2)撮影:地図類については35mmカラーマイクロフィルムで撮影する。地図の解説文については35mm白黒マイクロフィルムで撮影。ただしA2サイズ以上の場合は分割撮影。併せて各冊の目次も撮影。
3)デジタル化:撮影したフィルムからのデジタル化。地図(カラー画像)はTIFFの非圧縮でデジタル化・蓄積した後、データベース用にJPEG圧縮。テキスト(白黒画像)はTIFFはのG4圧縮でデジタル化・蓄積。
4)リスト作成:デジタルデータより対象地図の本文テキストデータを抽出・入力。
5)校正作業:既存のリストを利用して照合。

英国議会資料下院文書ウェブ版 House of Commons

英国議会資料下院文書ウェブ版 House of Commons

 「京セラ文庫『英国議会資料』」は、イギリス議会に提出された各種文書(下院文書1801年~1986年、上院文書1801年~1922年)を集成した総冊数1万2千冊余の資料集成です。

 当センターでは、英国議会資料の新しい利用可能性を考慮しつつ、原本資料集成という特性を生かして文庫の運営にあたっています。公開にあたっては、資料保全に万全を期しつつも、自由に手にとってこの浩瀚な資料を閲覧していただくことを第一に考え、英国議会資料がまだ整備されていなかった18世紀分も含めて、18世紀~現時点(2009年度)の下院文書についてはProquest社制作のウェブ版を導入し、全文をフリーワードで検索できるようになりました。

 今後とも、情報学を活用した新しい利用・公開方法の研究や今日的な視点から議会資料の資料的性格を考察する共同研究などを実施し、議会資料を通じた研究の広がりと利便性の高い公開を実施します。

英国議会資料地域研究資料集成

 「京セラ文庫『英国議会資料』」(BPP)から、研究資料として十分に活用されてこなかった地域を中心に、地域別に主要な文書を、当該地域を専門とする地域研究者が編纂したもの。旧国立民族学博物館地域研究企画交流センター作成。

下記の15の資料集成が編纂されている。
 『資料集Ⅰ、Ⅱ:シャムおよび仏領インドシナ』
    宮田敏之・北川香子編 2003.10
 『資料集Ⅲ アフガニスタン (1)(2)』
    国立民族学博物館地域研究企画交流センター編 2002.2
 『資料集Ⅳ エジプト (1)(2)』
    勝沼聡編 2002.1
 『資料集Ⅴ シエラレオネ』
    落合雄彦編 2003.1
 『資料集Ⅵ ブータン』
    栗田靖之編 2004.9
 『資料集Ⅶ サモア諸島』
    山本真鳥編 2004.12
 『資料集Ⅷ トーゴランド・ドイツ領西アフリカ』
    岩田拓夫編 2003.3
 『資料集Ⅸ エチオピア』
    久米高史編 2006.1
 『資料集Ⅹ エチオピア』
    古川哲史編 2006.1
 『資料集ⅩⅠ連合王国センサス』(非公開)
    安元稔編 2003.9
 『資料集ⅩⅡ Water Supply Companies(連合王国)』
    天野輝芳編 2006.1
 『資料集ⅩⅢビルマ』
    中井潤子編 2004.9
 『資料集ⅩⅣ エルサレム』
    国立民族学博物館地域研究企画交流センター編 2006.3
 『資料集ⅩⅤ ボスニア』
    村上亮編 2005.3

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