1. ホーム
  2. スタッフ紹介
  3. 原 正一郎(詳細)

原 正一郎(詳細)

[2007年7月7日更新]

略歴

東京大学医学部保健学科卒業(1981)
筑波大学大学院修士課程医科学研究科修了(1983)
東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(1987)
東京大学大学院医学系研究科研究生(1987~1989)
財団法人健康科学振興財団昭和62年度フェローシップ(1987~1989)

職歴

国立リハビリテーションセンター研究所・非常勤研究員(1989~1999)
文部省大学共同利用機関・学術情報センター 助手(1989~1991)
文部省大学共同利用機関・国文学研究資料館 助教授(1991~2006)
駿河台大学・文化情報学部・非常勤講師(1996~2006)
文部省大学共同利用機関・国際日本文化研究センター 助教授(併任)(1999~2001)
文部省在外研究員派遣(1999~2000)
カリフォルニア大学バークレイ校客員研究員(1999~2003)
現職(2006~)

学位

修士(医科学) 筑波大学
博士(医学)  東京大学

最近興味を持っていること

 データベースと地理情報システムの融合に興味を持って、研究を進めつつある。様々なデータを時間や位置に基づいて表示したり、並べ替えたり、重ね合わせてみると、それまで見えにくかった現象の相関関係が浮き上がってくる。ここ2、3年は、地理情報システム、データクリアリングハウス、地名辞書などのシステム構築を行っている。これらのシステムの応用として、全文データベースなどに登録されている歴史史料の記述から、時間や位置に関するデータを抽出・数値化し、地理情報システム上で統合して解析する研究を展開したいと考えている。

専門分野

1) 医療情報学:
 大学院在学中から地域健康診断のデータ処理に関わってきた.健診データをいろいろと処理してみると面白いことが分かる.例えば,比較的狭い市町村でありながら地区によりデータ特性が異なっていること,長期間(10年程度)の個人データを眺めると「集団の標準値」とは異なる「個人の標準値」のようなものが見えてくることなどである.このように,健常人の健康データを長期間にわたって収集・解析すると,これまでの健診データの使い方に一石を投じることができそうである.
しかし健診システムごとにデータフォーマットが異なるため,広範囲に分散している大量のデータを処理することは困難であった.そこで健診データを情報システム間で交換する際の標準規約を定義する作業に参画した.これはSGML(Standard Generalized Markup Language)/XML(eXtensible Markup Language)の保健医療分野への応用研究でもあった.研究の成果は,保健医療福祉情報システム工業会のJAHIS標準:健診データ交換規約V.1.3となっている(http://www.jahis.jp/standard/seitei/st005/st005.htm).
 
2) 画像処理,古文書文字認識:
 史学・文学研究において、古文書の解読は研究のための基礎的作業である.しかし古文書は膨大で,一般的には1コレクションあたり数千~数万点に達する.特に近世文書の専門家は不足しており,解読作業が現存する古文書の量に追随できていないと言われている.古文書解読は高度に知的な作業で,くずし字や異体字のみならず古文書全般に関する知識と解読経験の蓄積が必要であり,古文書を一通り読みこなせるまでには,かなりの訓練期間を必要とする.このため古文書のデジタル化は遅々として進んでいない.専門家からは「数字だけでも自動的に読める装置,あるいは指定した文字列と類似の部分だけでも抽出できる装置があれば,翻刻作業の効率を上げることできる」という意見を聞くことが多い.ヒトに代わって文字を読む技法として,OCR(Optical Character Recognition:光学的文字認識)の研究が進展している.現在の出版物が対象であれば,文字は上質紙に均質な字形で鮮やかに印刷されているので,市販のOCRソフトウェアでも,高い文字識別率を得ることができる.これに対して古文書の場合,紙面は不均質であり字形も揃っていないため,市販のOCRを利用できないことは,経験的な事実である.
 そこで,画像処理の応用として,つづけ字,くずし字を含む古文書文字認識の研究を開始した.その結果,ある程度素性の良い古文書であれば,つづき文字を自動的に切り分けたり,くずし文字を識別することが可能となりつつある.また古文書文字認識を補助するための「電子くずし字辞書」なども整備されつつある.とりあえず,文字のくずしのはなはだしい字形を含む全ての古文書に対応する完全な文字認識を目指すのではなく,同一文字列あるいは同一書体の文書が大量にあるような古文書を対象として,数字のような特定の少数文字や類似字形を認識するなど目的を限定すれば,古文書の解読作業を支援するための実用システムの開発は可能となりつつある.
 
3) デジタルアーカイブ(資源共有化):
 コンピュータによる情報処理技術を人文学(特に国文学,歴史)にどのように応用するかという研究であり,ここ10年ほどのメインテーマとなっている.
 前の職場であった国文学研究資料館において,まず目録や古典本文などテキストデータのSGML/XMLによる電子化の研究から出発し,次に全文データベースシステムの開発と情報資源の蓄積・提供方式に関する研究へと進んだ.これらの成果は,現在の国文学研究資料館のデータベースシステムに反映されている(http://www.nijl.ac.jp/contents/d_library/index.html).またテキスト以外に動画データベース,画像データベースなどの開発も行った.特に国文学研究資料館所蔵資料の画像データベースには約5600件(約100万コマ)の画像データが登録されている.これは画像・目録連携マルチメディアデータベース(試行版)として閲覧することができる(http://base1.nijl.ac.jp/~image/).
 このように目録データ,画像データ,動画データなど多様なデジタルデータが形成されてきたが,国文学研究資料館のデータベースは,メディア,開発時期,開発目的などの違いにより,個別のデータベースシステムとなっている.そのため,(1)データベース毎に検索法を覚えねばならない,(2)類似の資料でありながら別々のデータベースに収容されているため各データベースの概要を把握していないと検索が困難である,(3)資料と関連した研究成果を調べることが困難である,などの問題が指摘されていた.これらを解決するため,「研究資源共有化システム」の開発に着手した.研究資源共有化システムは,ダブリンコア・メタデータ(DCメタデータ)とZ39.50を利用したプロトコルレベルにおける分散データベースの統合検索システムであり,(1)DCメタデータにより各データベースにおけるレコード構造の違いを吸収する,(2)Z39.50により各データベース管理システムにおける検索法の違いを統一する,(3)Z39.50ゲートウェイにより統合するデータベースの数や所在を利用者から遮蔽する,などの機能を実現した.これにより国文学研究資料館のデータベース利用者は,データベースの所在,種類,検索法の違いを意識することなく,一回の操作で全データベースを検索することが可能となる.同じシステムを総合研究大学院大学に所属する人文系大学共同利用機関に導入し,機関横断型の人文系資源共有化システムの構築を進めている.このシステムは今年中に公開される予定である.さらに,これを拡張したシステムの開発が人間文化研究機構により行われる予定である(http://www.nihu.jp/project/kyoyuka/index.html).

現在の研究課題

地域情報学(Area Informatics)の創世と資源共有化システムの構築:
 特定の地域について異なるテーマ(視点)から得られた情報を総合的に研究する,あるいは同一テーマについて地域間で比較研究する,このような研究を支援情報システムの研究開発を目指す.そのために多様な研究データ・資料・史料および研究成果の電子化,蓄積よび提供方式に関する研究を行う.基本的には,これまでのデジタルアーカイブ研究の延長上に位置づけられる.しかし複雑かつ多様な構造のデータをデジタル化する上で,これまでのダブリンコア・メタデータは不十分であり,新たなメタデータの定義あるいは導入が必要である.現時点ではEAD(Encoded Archival Description)の導入を検討している.このEADはXMLで記述され,複雑な構造を持っているため,何らかのAuthoringツールが必要である.この開発も重要な研究の対象となる.最終的には単なるデータの収集・蓄積・提供システムの枠を超え,データマイニングによる知識発見支援機能の実現を目指す.この地域研究アーカイブの研究は,人間文化研究機構資源共有化推進事業やJCASなどとのコラボレーションを中心に進めるが,長期の共同研究プロジェクトを立ち上げる予定である.
 ところで地域研究が対象とするデータには,タイトルや主題などが無い資料も多い.またデータの内容に関連した場所や時間に基づいて処理するケースもある.そこでGIS(Geographic Information System/Science)に興味を持ち,研究を行っている.GISは位置情報(緯度・経度や住所など)を手がかりにして,データを総合的に管理・視覚化・分析する研究・技術である.日本においても,都市計画・防災計画などでの分野では比較的早く(特に阪神・淡路大震災以降)から導入されていた.もちろん地理情報は人文学においても本質な情報であるが,情報システムへの適用という面では遅れている.ところで人文科学におけるGISの利用では,カリフォルニア大学バークレイ校を中心とした国際コラボレーションであるECAI(Electronic Cultural Atlas Initiative: URLは(http://ecai.org)の活動を特筆できる.ECAIの特徴は単に人文科学データをGISに適用しているだけではなく,位置情報に時間情報を加えたTimeMapと呼ばれる時空間データ表示システムやECAI Clearinghouseと呼ばれるデータリポジトリを独自に構築している点にある.これらの開発を人文系と情報系研究者のコラボレーションにより実現していることもECAIの特徴の一つである.そこでECAIの日本版としてHGIS(Humanities-GIS)研究会を立ち上げた(http://www.cseas.kyoto-u.ac.jp/projects/other/shibayama1-projects_ja.html)HGIS研究会は,TimeMapやClearinghouseなど,ECAIの手法に興味を持った人文科学,情報科学,医療情報学,地域情報学,情報系企業関係者などの自主的な研究グループとして運営され,ほぼ三年が経過している.これまでに「大日本地名辞書(索引)」のデジタル化,地図型情報システム(TimeMapの改良版でHuMapと呼んでいる),年表型情報処理システム(Time&Theme Map:T2Mapと呼んでいる)など、幾つかのGISデータの作成などに着手している.HGIS研究会はようやく具体的な成果を出しつつあり,メンバーも徐々に拡大している.また,科学研究費補助金(基盤(S))「地域精情報の創出-東南アジア地域を中心にして-」(研究代表者:柴山守),科学研究費補助金基盤研究(一般(A))「アフロ・アジアの多元的情報資源の共有化を通じた地域研究の新たな展開」(研究代表者:田中耕司),科学研究費補助金基盤研究(一般(A))「『仮想地球空間』の創出に基づく地域研究統合データベースの作成」(研究代表者:荒木茂)などとのコラボレーションも開始した.個人的には,これまでの地域健診における経験とGISや統計手法などを組み合わせ,健康に関する国際比較などの研究を展開してみたいと考えている(科学研究費補助金基盤研究(一般(A))「医療地域情報学の確立:疾病構造に着目した計量的地域間比較研究」(研究代表者:原正一郎)).

所属学会

情報処理学会,電子情報通信学会,IEEE,情報知識学会,日本医療情報学会,日本公衆衛生学会

研究業績

【論 文】
石川正敏、原正一郎、奥村英史、柴山守:「階層型地理情報レイヤ提示手法」、人文科学とコンピュータシンポジウム論文集、情報処理学会、情報処理学会シンポジウムシリーズ、 Vol.2006、No.17、pp.227~235.
(2006)原正一郎、桶谷郁夫:「景観の計量的解析」、人文科学とコンピュータシンポジウム論文集、情報処理学会、情報処理学会シンポジウムシリーズ、Vol.2006、No.17、pp.227~234.
(2004) 山本泰則, 原正一郎, 柴山守 他: “Dublin CoreメタデータとZ39.50プロトコルにもとづく人文科学系データベースの統合検索に関する実証実験”, 人文科学とコンピュータシンポジウム論文集, pp.199-205.
(2003) 原正一郎, 杉森裕樹, 古海勝彦 他:”健診情報ための電子的交換規約”, 情報知識学会誌, Vol.12,No.4, pp.32-52.
(2002) SHoichiro Hara: “OCR for Japanese Classical Documents”, Proc.of First Inter.Conf. on Info. Tech. and App., in CD-ROM.
(2002) 原正一郎, 安永尚志: “国文学研究情報組織化のための国際コラボレーション計画”, 人文科学とコンピュータシンポジウム論文集, pp.47-52.
(2002) Shoichiro Hara, Hisashi Yasunaga: “Resource Sharing System for Humanity Researches”, Proc. Third Int. Conf. on Language Resources and Evluation, pp.51-58.
(2002) 原正一郎, 安永尚志: “国文学支援のためのSGML/XMLデータシステム”, 情報知識学会誌, Vol.11, No.4, pp.17-35.
(2002) Sugimori,Yoshida,Hara,Furumi, et. al. “The Health-checkups Data Markup Language (HDML)-Standard protocol for exchange of health-checkups based on SGML-”, Method Info. Med., 2002, Vol.41(3), pp.220-223.
(2001) 原 正一郎・安永尚志: “国文学研究支援のためのデータベース統合の試み”, 人文科学とコンピュータシンポジウム論文集, pp.125-132.
(2001) Sugimori, Hara, Yoshida, et. al.: “Standard protocol for exchange of health-checkups based on SGML : The Health-checkups Data Markup Language (HDML)”, Proc. MEDINFO 2001, 10th World Cong. on Health and Medical Info. pp.708.
(2000) 原正一郎, Howie X. Lan, 安永尚志: “メタデータを利用したデータベースの統合”, 人文科学とコンピュータシンポジウム論文集, pp.97-102.
(2000) Hara, Sugimori, Yoshida, Furumi, Tofukuji, Kobudera: “Health Data Transfer Protocol Based on SGML – The health Data Markup Language (HDML)-”, Proc. 2000 Int. Conf. on Info. Tech. App. in BioMed.-ITAB’00, pp.256-261.
(2000) 原正一郎, 安永尚志: “国文学電子資料館システム”, 国文学研究資料館紀要, No.26, pp.25-52.
(2000) SHichiro Hara: “OCR for CJK Classical Texts”, Proc. PNC/ECAI 2000, in CD-ROM.
(1999) Jun Adachi, Shoichiro Hara, Hisashi Yasunaga, Kigen Hasebe, Hidehiro Ishizuka: “Academic Digital Library and Contents in Japan”, Literary and Linguistic Computing, Vol.14, No.1, Oxford Univ. Press, pp.131-145.
(1998) Shoichiro Hara, Hisashi Yasunaga: “Digital Image and Text Archives for Japanese Classical Literature”, ALLC/ACH ’98 Conference Abstracts, pp.179-180.
(1996) 原正一郎, 土田節子, 山田直子: “国文学研究資料館蔵マイクロ資料目録データベースの再構築”, 国文学研究資料館紀要, No.22, pp.3-36.
(1995) Shoichiro Hara: “Health Care Support Information System Based on Optical Cards”, Health Technology and Informatics Vol.26, (Health Card ’96), IOS Press, pp.294-298.
(1994) Shoichiro Hara: “Construction of the Infrastructure for Health Expert Systems”, Proc. Neural Networks and Expert Systems in Medical and Health Care NNESMED94, pp.97-104.
(1994) 原正一郎: “古典原本のイメージノイズ除去に関する一考察”, 国文学研究資料館紀要, No.20, pp.23-66.
(1993) Shoichiro Hara, Hisashi Yasunaga: “On the Full-text Database of Japanese Classical Literature”, The 1993 Joint International Conference ACH and ALLC, Conf.Abs., pp.61-64.
(1993) 原正一郎, 根岸正光, 芝野耕司: “文書の構造に注目した全文データベース検索システム”, 国文学研究資料館紀要, No.19, pp.23-55.
(1991) 原正一郎, 高須淳宏, 桂英史: “テキストイメージのテクスチャ性を利用した領域分割法”, 学術情報センター紀要, No.4, pp.67-83.
(1991) Shichiro Hara: “Advantages of Optical Cards in Health Care”, Ann. Inter. Conf. IEEE Eng.Med.and Biol.Soc.,Vol. 13, No.3, pp.1389-1390.
(1991) H.Yano, S.Kaneko, S.Hara: “Study of Standing Position:Comparing a Military Stance with Relaxed Posture”, Neurobiological Basis of Human Locomotion, Japan Scientific Societies Press, pp.379-384.
(1990) E.Katsura, A.Takasu, S.Hara, A.Nakahara: “An approach to electronic contents sheets based on a multimedia document system”, Proc. Online Info.90, pp.379-389.
(1989) 原正一郎・澤井廣量・中村節子: “レーザーカードの利用による個人健診データベースの構築”, 協栄生命研究助成論文集Ⅴ, 協栄生命健康事業団, pp.15-26.
(1989) S.Hara, K.Sawai,S. Nakamura, et. al.: “An Application of Optical Cards to Mass Health Examination”, Proc. 6th Conf. MEDINFO, pp.1164-1168.
(1987) Toshiyuki F., Hiroshi T., Shoichiro H.: “Micro Computer Based Fluid Consultation System (FLUIDEX)”, Medical Expert System Using Personal Computers, Sigma Press, pp.59-74.
(1986) S.Hara, H.Tanaka, T.Furukawa: “Fluid Therapy Consultation System (FLUIDEX)”, Automedia, Vol.7, No.1, pp.1-16.
(1985) 原正一郎, 田中博, 山野井昇, 古川俊之: “生物学的最小実現モデルを用いた体液逆問題の解析”, 電子情報通信学会MBE 85-3, pp.13-20.
(1983) Y.Akiba,S.Hara,S.Nakazawa, T.Furukawa: “Micro Computer-aided Fluid Therapy Consultation System”, Proc: 4th World Cong. on Med. Info., Part l, pp.585-588.
 
【著書・解説等】
(2006)原正一郎:医療と電子図書館、特別企画 IT時代のヘルスリテラシー, からだの科学, No.250, 日本評論社, pp.89-95.
(2005) 原正一郎: “地震史料のXMLデータ作成”, 月刊 地球, 総特集 地震史料の校訂とデータベース化-日本の古代・中世を中心に-, 海洋出版vol.27, No.11, pp.853-860.
(2002) 原正一郎: “Z39.50とメタデータによる研究機関間連携”, 情報処理,vol.43,No.9, 「特集 失われ行く情報の復元・保存技術」, pp.968-974.
(2001) 原正一郎, 安永尚志: “文学研究のためのデータベースシステムの諸問題”, 日本語学,vol.20,「特集コンピュータによる日本語研究の新展開」, pp.48-60.
(2001) 吉原博幸, 稲田紘, 菅原忠, 菅野好史, 原正一郎: “健診における医療情報革命”, 日本総合検診医学会誌, Vol.82, No.3, pp.322-342.
(1998) 安永尚志,丸山勝巳,原正一郎 中村康夫: “テキスト処理”, テキスト処理,人文科学研究のための情報処理,第4巻,尚学社.
(1988) 原正一郎: “国文学研究画像データベースから文字認識へ”, 人文科学とコンピュータ, No.18, 勉誠社, pp.89-96.
(1987) 原正一郎: “国文学研究と国文研ホームページ”, 人文科学とコンピュータ, No.15, 勉誠社, pp.29-44.
(1997) 原正一郎:”人文科学におけるテキスト処理”, 人文科学とコンピュータ, No.13, 勉誠社, pp.18-33.
(1996) 原正一郎, 安永尚志: “国文学情報システム”, 学術月報, Vol.49, No.6, 学術振興会, pp.700-707.
(1995) 原正一郎: “国文学研究とインターネット”, 人文科学とコンピュータ, No.8, 勉誠社, pp.46-55.
(1994) 田中博, 原正一郎 他: “ナチュラルコンピューテーション”, パーソナルメディア.
(1992) 古川俊之, 原正一郎: “輸液計画”:, パソコンの診療への応用, 中山書店, pp.112-147.
(1990) 原正一郎: “輸液診断支援システムとその応用”, 輸液ガイド, 文光堂, pp.44-60.
(1988) 原正一郎(訳): “人工知能BASIC”, 啓学出版.
(1988) 古川俊之, 原正一郎, 洪有錫: “老化と加齢の数理モデル”, 病理生態,Vol.7, No.3, 永井書店, pp.199-207.
(1987) 田中, 津本, 原 他: “パソコンエキスパートシステム”, 海文堂.
(1987) 原正一郎: “AIプログラミング入門 実践編-第7回”, AIジャーナル, No.11, ユー・ピー・ユー, pp.92-101.
(1987) 原正一郎: “AIプログラミング入門 実践編-第6回”, AIジャーナル, No.10, ユー・ピー・ユー, pp.106-115.
(1987) 原正一郎: “AIプログラミング入門 実践編-第5回”, AIジャーナル, No.9, ユー・ピー・ユー, pp.100-109.
(1987) 原正一郎: “AIプログラミング入門 実践編-第4回”, AIジャーナル, No.8, ユー・ピー・ユー, pp.108-115.
(1986) 原正一郎: “AIプログラミング入門 実践編-第3回”, AIジャーナル, No.7, ユー・ピー・ユー, pp.109-116.
(1986) 原正一郎: “AIプログラミング入門 実践編-第2回”, AIジャーナル, No.6, ユー・ピー・ユー, pp.144-123.
(1986) 原正一郎: “AIプログラミング入門 実践編-第1回”, AIジャーナル, No.5, ユー・ピー・ユー, pp.116-122.
(1986) 原正一郎, 田中博, 古川俊之: “輸液治療コンサルテーション・システム”, エキスパート・システム-論理と応用-, 日経マグロヒル, pp.283-305.
(1985) 田中博, 原正一郎, 古川俊之: “生体のホメオスタシスと電解質”, 臨床検査MOOK, 「生体内金属」, 金原出版, pp.43-62.
(1983) 古川俊之, 秋場優子, 木下重博, 原正一郎, 中沢真也: “輸液量の計算法”, 臨床検査Vol.12, No.27, pp.1457-1465.
(1983) 原正一郎, 西村千代子, 加納克己: “問題解決のためのFORTRAN”, 東洋経済新報社.
(1981) 古川俊之, 谷島一嘉, 原正一郎, 秋場優子: “体液調節のシミュレーション”, 臨床科学, Vol.17, No.7, 臨床科学社, pp.75-784.
 
【学会発表等(主発表者であるもののみ:共同発表者略)】
(2005) データベース共有におけるデータマッピングの事例的研究: 情報処理学会研究報告2005-CH-67, pp.31-38.
(2002) 古典OCRのための文字切り出し: 情報処理学会研究報告2002-CH-55, pp.51-56.
(2002) メタデータによるマルチメディアデータ統合の試み: 情報処理学会報告2001-CH-51,pp.47-54.
(2000) 健診データ転送規約HDML: 第20回医療情報連合大会プログラム抄録集, p.199.
(2000) 古典OCRのための文字切り出しについて: 情報処理学会研究報告2000-CH-47, pp.55-64
(2000) 国文学と電子資料館: 情報処理学会研究報告 2000-CH-46&2000-MUS-35,pp85-88.
(1998) Health Data Interchange Protocol Based on SGML: 18th Biennial Conference of the IHEA Programme & Abstracts.
(1997) Standardization in Health Care Information: The 3rd Inter. Conf. on the Medical Aspects of Telemedicine, Program and Book of Abstract, p.187.
(1996) SGMLをベースとした健診データの電子的交換プロトコル: 第16回医療情報学連合大会論文集, pp.778-779.
(1995) 健診データの電子的交換に関する試行: 第15回医療情報学連合大会論文集,pp.811-814.
(1993) 光カードをベースとした健診データ管理システムの開発と普及に向けての問題点: 13回医療情報学連合大会論文集,pp.741-744.
(1992) 光カードを中心とした健康管理システム: 第12回医療情報学連合大会論文集, pp.59-62.
(1992) Advantages of Optical Cards in Health Care: Proc.Fourth Global Congress on Patient Cards p.31-31iii.
(1992) 文書の構造に注目した全文データベース検索システム: 京都大学大型計算機センター第35回研究セミナー報告, pp.39-56, 京都大学大型計算機センター研究開発部
(1991) 学術情報センターにおける全文データベース検索サービス: 情報処理学会研究報告91-IS-34, pp.2-1~2-10.
(1991) カラーイメージから文字抽出法についての試案: 情報処理学会第42回全国大会論文集, pp.2-102~2-103.
(1991) Pilot Project on Health Examination Using Optical Cards: Proc.Third World Congress on Patient Cards, pp.339-342.
(1990) 可搬型データメディアによる保健婦巡回健康指導システムの開発: 第49回日本公衆衛生学会総会抄録集Ⅲ, p.35.
(1990) 目次イメージのセグメント化と文字認識: 第4回人工知能学会論文集, pp.403-406.
(1990) ノートパソコンによる保健婦巡回健康指導システム: 第6回看護情報システム研究会講演集, pp.80-85.
(1990) 立体姿勢の生体動揺に関する一考察: 医用電子と生体工学, Vol.28, Suppl., p.118.
(1990) An Application of Optical Cards to Mass Health Examination: Abstract of the Second World Congress on Patient Cards, #70.
(1989) 光カードの集団健診への応用: 第8回医療情報学連合大会論文集, pp.95-898.
(1988) Fluid Therapy Consulta-tion System: Proc.World Cong. On Med, Phys. and Bio. Eng., p.146.
(1988) 輸液診断システムFLUIDEXへのデータベースの組み込み: 医用電子と生体工学, Vol.26, Suppl., p.333.
(1987) 輸液コンサルテーションシステムへの時経列推論モデルの組み込み: 第7回医療情報学連合大会論文誌, pp.359-360.
(1987) 輸液コンサルテーションシステム(FLUIDEX)の研究(体液バランス経日推移判断の定式化): 医用電子と生体工学, Vol.25, Suppl., p.451.
(1986) 階層的推論系による輸液診断システム: 第14回日本行動計量学会大会発表論文抄録集, pp.170-180.
(1986) 階層的推論方式による輸液コンサルテーションシステム: 医用電子と生体工学, Vol.24, Suppl., p.173.
(1985) 階層的推論方式による輸液コンサルテーションシステム: 第5回医療情報学連合大会論文集, pp.305-310.
(1985) 知識ベースとしての生物学的最小実現モデルの実験的検証: 医用電子と生体工学, Vol.23, Suppl., p.633
(1985) 論理的推論と数値計算を統合した医療コンサルテーションシステムを目指して: 日本における医療コンサルテーションシステム-現状と展望-, 日本医療情報学会, pp.33-44.
(1984) CAI機能を持った輸液コンサルテーションシステム: 第4回医療情報学連合大会論文集, pp.350-351.
(1984) 体液逆問題解析のためのモデル検討: 医用電子と生体工学, Vol.22, Suppl., pp.856-857.
(1983) 実用化輸液コンサルテーションシステムの開発: 第3回医療情報学連合大会論文集, pp.313-316.
(1982) 体液調節系の制御論的考察: 医用電子と生体工学, Vol.20, Suppl., p.267.
(1981) 画像情報を用いた輸液診断システム: 第9回日本行動計量学会大会発表論文集, pp.80-81.
(1981) データの画像情報を用いた対話型輸液診断システム: 医用電子と生体工学, Vol.19, Suppl., p.445.
 
【代表を務めた研究プロジェクト】
平成19年度科学研究費補助金 基盤研究(A) 平成19~22年度:医療地域情報学の確立:疾病構造に着目した計量的地域間比較研究
平成15年度 特定領域研究  公募研究(G01) 平成15,16年度:ネットワーク統合型データベースによる東アジア資料の共有化に関する研究
平成14年度科学研究費補助金 基盤研究(B)(1) 平成14~16年度:歴史史料デジタル化支援システムの研究
平成14年度科学研究費補助金 研究成果公開促進経費 平成14年度:国文学本文データベース
平成14年度科学研究費補助金 研究成果公開促進経費 平成14年度:国文学本文データベース
平成13年度科学研究費補助金 研究成果公開促進経費 平成13年度:国文学本文データベース
平成12年度科学研究費補助金 研究成果公開促進経費 平成12年度:国文学研究画像データベース
平成12年度科学研究費補助金 基盤研究(C)(2)平成12,13年度:国文学データを統合利用するためのモデル論的研究
平成12年度科学研究費補助金 基盤研究(B)(2)平成12~14年度:人文科学研究支援コラボレーション機能に関する実証的研究
平成11年度科学研究費補助金 研究成果公開促進経費 平成11年度:国文学研究画像データベース
平成10年度科学研究費補助金 研究成果公開促進経費 平成10年度:国文学研究画像データベース
平成 9年度科学研究費補助金 研究成果公開促進経費 平成9年度:国文学研究画像データベース
平成 9年度科学研究費補助金 基盤研究(B)(2)平成9~11年度:  古典原本用光学的文字認識(OCR)装置に関する研究開発
平成 8年度科学研究費補助金 研究成果公開促進経費 平成8年度:国文学研究画像データベース
平成 6年度科学研究費補助金 一般研究(C)平成6~8年度:新しいデータモデルによる国文学系目録データベースの効率的構築法に関する研究
平成 4年度科学研究費補助金 一般研究(C)平成4,5年度:古典フルテキストデータベース作成のための古典原本の光学的自動入力に関する研究

個人ページに戻る